2016年12月31日土曜日

大晦日・コミックマーケット91

年末の一大イベント、冬コミの到来です!
今回も"海大現視研"の名前で二日目にサークル参加しています。
何の因果か、三回連続でサークル出展する運びとなりました。
今となっては大手サークルの貫録まで醸しつつある我々現視研、まずは前日の準備の模様からお届けいたしましょう。
今回の我々の頒布物はこちら、新刊に会誌Vol.3と、第10回のデータを足した調布考察本の完全版の二つです。
前日は同人誌の印刷と、売り場に設置するPOP作りに勤しみました。
作業を終え、準備は万全です。

~1日目~
我々が強者たる由縁として、コミケ本番に備えてウォーミングアップに10kmの距離を歩かせていただく点にあります。
冬コミであれば防寒対策や体力温存などが囁かれていますが、強者である我々にそのような心配は無用です。
山登りでも登る過程があって初めて、頂で見る景色が輝いて映るのです。
限界に挑まなくて何が同人誌か、何がコミケか。
勿論歩く前の準備体操は欠かせません、初日は「ユーリ!!!on ICE」のOPを流しながらスケーティングを見事に再現。
この時、オタク達は確かにアスファルトの地面ではなくスケートリンクの氷上を滑っていました。
準備体操で足を伸ばし過ぎて攣ってしまい、痛い足を引き摺ったまま、冷え切った寒空の下を歩かせていただきます。
「ユーリ」を選んだのは完全にミスりました。
待機列に到着、余りの寒さに自身がコタツと化してしまった先輩
この他、陰キャDQNに絡まれるなど温かみのある時間を過ごし、ホクホク顔で開場を待ちます。
コミケに並びに来る以外の目的があったの?」や「ところでこれ何の列?」といった迷言が飛び出す中、いよいよ入場。
私は企業ブースで買い物と無配包食をした後、インフィニットブースのタッチパネルで一頻り遊んでから帰路につきました。

~2日目~
朝の準備体操は「競女!!!!!!!!!」のOPを流しながらお尻を突き合いました。
この中から未来の競女選手が排出されると思うと胸が熱いですね。
今朝も歩かせていただき、待機列に到着。
前回の反省を活かし、今回は大き目の毛布でコタツを作ることに成功しました。
誰かがコタツにならなきゃいけないような悲しい世界は過去のものとなったのです。
・・・そういえば二日目は我々サークル参加をしてました。
しかしながら、例えサークル参加しているからといって、歩きが免除されるような軟弱な団体ではありません。
当然のように歩かせていただき、当然のように並ばせていただく、これを怠ったら人の世は渡って行けません。
会誌の方はお昼で完売してしまい上々の成績、調布本も会場で良い反応を頂いて有り難い限りでした。
ブースには各方面の知り合いの方が詰め掛けて下さり、感謝してもし切れません。
これまた非常に楽しい時間を過ごすことが出来ました。

~3日目~
さて、最終日はお馴染み、「あにとれEX」から「ばいたる☆エクササイズ」で準備体操をお送りします。
"LAST ARUKI"、映画のタイトルを付けても違和感のない風貌を呈してきた三日目の歩き。
貴重な睡眠時間をゴリゴリ削り、各々同人誌を求めて今日もオタクは歩きます。

途中で「あれ?なんで歩いてんだっけ?」とメンバーへの洗脳が解け始めた時もありましたが、何とか大事に至らずに済みました。
思い返してみれば、歩いて、並んで、コミケの醍醐味を謳歌した三日間でした。
今回、なんと我々海大現視研が、3回連続のサークル参加と、夏コミから6回の全日徒歩参加の功績を讃えられて、全日本現代視覚文化研究会連盟から表彰を受けました!
良かった・・・。ただ疲れただけじゃなかったんですね・・・。報われた・・・。
来年も歩かせていただきますかぁ・・・

2016年12月26日月曜日

クリスマス・アニメ総決算SP

現視研プレゼンツ、クリスマスイベントの二日目です。
初日はこちらから。

日付変わって12月23日は今年の総決算と題して今年のアニメのベストエピソード24選の鑑賞会を行いました。
事前に8人の有識者がそれぞれ今年のアニメの話数単位でのベストエピソードを10話ずつ選び出し、それらをさらに厳選して24話分を鑑賞しようという企画。
実は昨日のバーにて秘密裏に最終的な24選の選抜会議が進行していました。
数時間に渡る議論の末、以上のようなプログラムが組み立てたられました。
そしてプロジェクターで投影しての上映開始、開幕は「ユーリ!!! on ICE」10話と「昭和元禄落語心中」12話、冬の朝に持って来いの季節感たっぷりなスタートを迎えました。
「モブサイコ100」11話と「TO BE HERO/CHEATING CRAFT」1話のギャグアニメ繋ぎ、ごゆるりとした午前中に細やかな笑いを提供してくれました。
「灰と幻想のグリムガル」8話はゴブリン討伐戦、これを見ると以前我々が行ったネトゲ合宿を思い出して懐かしさに涙が溢れ返って来ますね。
「響け!ユーフォニアム2」4話と「灼熱の卓球娘」3話、二大陰キャ部活アニメが邂逅を果たしています。
「灼熱スイッチ」が流れ出すと歌わずには居られないすずきち君。
さて、お昼時ということで、本日のスペシャル企画、前日に築地で仕入れたあん肝を4kg丸々使った肝鍋を作りました!
高級食材であるところのあん肝を飽きるほど食べたいという子供の頃に誰しもが抱く夢が今、現実になろうとしています!
一袋目(2kg分)を開封、プリップリのあん肝をざっくざくと切り分け、鍋にぶち込んでいきます。
衝撃的な見た目の鍋が完成しました、上映会と同時並行で調理していきます。
肝鍋を突く現視研一同は、まさしく好んで亡者の肝を食うと云う魍魎のそれです。
午後一番は「アクティヴレイド」6話と「コンクリート・レボルティオ」18話、この二つのアニメを立て続けに流せる日が来ようなんて夢のようです。
「コンレボ」は期せずしてクリスマス回を当ててくる神采配でした。
「NEW GAME!」4話と「くまみこ」12話の日常アニメ繋ぎ、"今日も一日がんばるぞい!"が来たときは盛り上がりました。
お昼の陰キャ部活アニメに対抗して夜の陽キャ部活アニメ縛り、「ハイキュー」47話と「ダイアのA」125話です。
兎角している間に一袋目を食べ切り、二袋目を開封して鍋にぶち込みます。
食べども食べども減る気配を見せないあん肝に半ば殺されかける現視研一同。
人が一生の内に摂取するあん肝の量を一瞬で凌駕しています。
酒に溺れる人間は数多く居れど、あん肝に溺れる人間はこの世に我々しか居ないでしょう。
いよいよラストスパート、「ジョジョの奇妙な冒険」28話から「銀魂」315話まで一気に駆け抜けていきます。
肝鍋の方もラストスパート、無尽蔵に湧いてくるかと思われたあん肝も遂に底が見え始めて来ました。
既にこの時点で我々の肝臓はあん肝に置き換わり、キモオタから肝オタへ進化を遂げました。
「銀魂」の信女回が終わると共に、肝鍋も食べ切りました。
私、井口が24年間好きで居続けたあん肝を、たった今、嫌いになりました
全てのプログラムを完遂し、並々ならぬ達成感に浸りながらキリストの生誕を祝います。
ケーキ入刀、中には栗も入っていて、大変美味なブッシュドノエルでした。
あん肝の脂肪分で胃もたれ気味の状況に、爽やかな甘さが沁み渡ります。
当初は暗中模索だったクリスマスイベントですが、こうしてまた一つ最強の企画として成功に導いてしまいました。
思い返せば、邂逅の儀から始まり、ガーリッシュナンバー巡礼、ベストセレクション上映会と肝パーティーという詰まりに詰まった濃厚な時間を過ごせました。

年に一度のクリスマス!これで良いのか現視研!

2016年12月25日日曜日

クリスマス・邂逅の儀

去年のクリスマスの折。
我々現視研は、棚に眠って埃を被るだけの置物と化したBD/DVDを何とかして上手く活用できる方法は無いかと熟考を重ね、遂にBD/DVD手札としてデッキを構築し、カードゲームの如く戦わせるという天啓を受けたかような斬新すぎる思い付きに至り実行に移しました。

オタクがアニメ作品に捧げる最上の愛の形は畢竟BD/DVDの購入にあるのでしょう。
況してや大学生、決して安くない額を叩いて買い支えるBD/DVDには得も言われる価値があるのです。
まさに汗と涙の結晶ともいえるBD/DVDを互いに邂逅させるだけでも、十分意義のある内容に仕上がるのではないかと考え、今年は邂逅の儀をメインに取り掛かりました。
そもそも邂逅とは、運命的な出会い、後の人生に重大な影響を与える巡り合わせを指します。
邂逅に重要なのは組み合わせであり、その邂逅がどのような意味合いを持つのかを吟味する必要があります。
前回は「ファンタジスタドール」と「悪魔のリドル」・「ローリング☆ガールズ」を邂逅させることで、新たな境地を開くことに成功しました。
今年のクリスマスも、邂逅の儀を果たすべく、一先ずメンバーの所持するBD/DVDを出来る限り集めてみました。
これだけ集まると壮観です。
そしていよいよ邂逅の儀が始まります!
まずは「きんいろモザイク」と「のんのんびより」による日常アニメ同士の邂逅。
極上の癒しを体現した両者の邂逅はその場に天国を顕現させ、序盤から2000000000000点の高台を記録しました。
続きまして「ラブライブ」と「アイドルマスター」によるアイドルアニメ同士の邂逅。
熱狂的な支持層を持つ二つの作品の邂逅に、全国から歓喜の声が鳴り響いて止むことはありませんでした。
お次はお馴染み「悪魔のリドル」と「紅殻のパンドラ」による沼倉さん主演作品の邂逅。
市場流通が余りに少なすぎる稀少価値の高い作品同士の邂逅は社会に大きな衝撃を与え、歴史の教科書に載りました
さらには「凪のあすから」と「おねがい☆ツインズ」による青春邂逅、「ガールズ&パンツァー」と「蒼き鋼のアルペジオ」による軍事邂逅も果たされ、この日を境に世界から争いがなくなりました
最後は「魔法少女なんてもういいですから。」と「ヤマノススメ」によるアーススター邂逅。
仏陀再誕を思わせるような奇跡がこの瞬間に起きたのです。
邂逅の儀を終えたことで、現視研はようやくクリスマスを迎え入れる体制が整いました。

その後は赤坂見附に会場を移し、「ガーリッシュナンバー」の聖地でもあるBar DECEにお邪魔して、本日の祝賀と翌日の計画を執り行いました。
丁度のこの日が最終回の放送日ということで、全員で"勝ったな、ガハハ!"を掛け声に乾杯。
お酒も種類が豊富で大変居心地が良かったです。
ちなみに我々の座った席は劇中でいうとこの場所です。
少々人数が多かったのもあって、カウンターには座れませんでしたが、雰囲気は感じることが出来ました。
楽しい一時を過ごし、無事にクリスマスイベント初日の行程を終えました。
思えばクリスマスが近づくとBD/DVDの話しかしなくなる極めて異常な光景が広がっていた現視研、聖なる夜にこんな狂気染みた活動をしているのは間違いなく世界でここだけでしょう。
是非とも日本の風物詩にしていきたい所存です。

この時点で異様に疲れた気もしますが、されど1日目、現視研によるクリスマスイベントはまだまだ続きます!

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