メリークリスマス!
今年もやってまいりました!
アニメ業界待望の2019年の総決算、海大現視研クリスマス・ベストエピソード上映会。
今年も我々現視研によって、今年のアニメ業界の流行が決定されました。
プログラムはこちら。
*事前にサークルメンバー7人がそれぞれ今年のアニメの話数単位でのベストエピソードを10話ずつ選び出し、その70話分の内からさらに厳選して24話分を鑑賞しようという企画です。
鬼滅の刃19話「ヒノカミ」、トップバッターは鬼滅女子の子宮に突き刺さる日の呼吸回ですね。我々がオニメツのハに媚びて何の得があるんですか?(選者:真岡優)
どろろ19話「天邪鬼の巻」、女郎蜘蛛や鯖目、無常岬と色々候補がある中でオリジナル回を選びたいという欲望に刈られ。まぁ話の纏まりもあるし、どろろと百鬼の関係がよく表現されてた回でした。(選者:井口ゆゆゆ)
ここまで刀で戦う系妖怪退治アニメでお送りする1時間でした。
(イヤホンか、ヘッドホンをして、お聞きくださいっ♪)
彼方のアストラ9話「REVELATION」、全話面白かった中でどれを選ぶか迷いましたが、諸々の秘密判明回で。スケダンの作者からよもやこれ程の作品が生まれようとは・・・。(選者:ZUCH)
スター☆トゥインクルプリキュア38話「輝け!ユニのトゥインクルイマジネーション」、初イマジネーション回、青山回、そしてアイユニ回の怒涛の三拍子ですね。ケモノと単眼の女女ぶち込んでくる星プリ怖すぎる・・・。(選者:真岡優)
10時台は、宇宙SF冒険ものでお送りしました。Robihachiや劇場版銀英伝など宇宙モチーフのアニメが目立つ年でもありました。星プリは、濃厚なひかララ回の40話も素晴らしいのですが、宇宙SF冒険ものの括りだとレインボー星で話が展開する38話のユニ回になるんですよねぇ(ひかララは映画で補おうな
ケンガンアシュラ11話「修羅」、ペナソニック回良いですよね~、王馬と山下との会話もほっこりだし。バキと余りに酷似した作品ですが、展開はより洗練されてると思いますね。(選者:N氏)
ダンベル何キロ持てる?9話「神は見たことある?」、あぁ~軽い。ダンベルからは特に良い回は無くて、OPが聞ければ何でも良かったんです。(選者:N氏)
11時台はまさかのサンドロビッチヤバ子原作の流れ、ケンガンアシュラとダンベルの世界観は実はちゃんとリンクしてるんです。ウザメイドから続く筋肉枠は無視できないですよねぇ。筋肉枠の候補にはレビウスもありましたが、あれはメガロボクスとの対比ですからね・・・。
ソウナンですか?6話「ウサギ実食」、ウサギ食べてぇなぁ!でも遭難マウント取ってくるオタクおるからなぁ・・・。(選者:ZUCH)
7SEEDS5話「大雪」、SFサバイバル少女漫画の金字塔。来年に地上波での放送も決まった本作からは、まぁ話的に分かりやすい冬のチームの話ですね。今年もGONZO選ばせていただきました。(選者:井口ゆゆゆ)
12時台はソウナンですか?と7SEEDSのサバイバルアニメ繋ぎでした。彼方のアストラやrevisions リヴィジョンズもこの括りに入るのでしょうか。何気に今期は往年の名作少女漫画のアニメ化が多かった気もします。
ピアノの森17話「審議は踊る」、世界のカイ・イチノセの演奏に阿字野や雨宮の想いが乗っかる秀逸な回です。ショパコンがメインで描かれる2期は常に面白かったですね。(選者:井口ゆゆゆ)
キャロル&チューズデイ24話「A Change is Gonna Come」、火星の歴史に刻まれる奇跡の7分間と23回も期待感を煽られれば流石に見たくなりますよ。色々ぶん投げてはいましたが、最終回のライブに焦点を当てれば、物語がそこに収束していくように巧く作られていたと考えることもできます。(選者:ざかえふ)
13時台は高尚な音楽アニメゾーン。ピアノの森のコンサートもキャロチューのライブも年内で参加した思い出深いイベントですね。音楽アニメといえばバンドリやギヴンもありましたけど、バンド縛りは一昨年やりましたからねぇ。そしてキャロチュー最終回の感動の後に流されるのは...
トゥカ&バーティー10話「SweatBeak」、えっ、キャロチューの感動の後に、えっ?汚いキャロチュー。暴力と麻薬と女性蔑視が平然と成り立つ倫理観の消し飛んだ作品でしたが、何だかんだ人との繋がりを描いた心温まる物語でした。(選者:井口ゆゆゆ)
BEASTARS4話「君は聖杯までふやかして」、まぁこれは選ばれますわ、アドラー公演二日目。学園でビースター目指す辺りはアニメ化してないところまで含めて屈指の面白さを誇ってますからね。(選者:ZUCH)
14時台は動物しか居ない世界観で(トゥカ&バーティーで人間一人出てきたけども)1時間まとめてみました。けものみちやけものフレンズ2など獣に根差した一年でしたね。そうこうしている間に藤サンタからのケーキの差し入れが到着。
グランベルム7話「ミス・ルサンチマン」、始終五月蝿かった日笠陽子さんの怪演が光る伝説の回。私は8話が大好き(何故なら姉妹百合に挟まろうとする女が出てくるから)なんですけど、まぁ一話の纏まりで見るならこの7話でしょうか。(選者:井口ゆゆゆ)
エガオノダイカ12話「笑顔の代価」、あれだけ歪み合って修復不可能と思えた両陣営の二人がどうやって歩み寄るのだろう?「過去の遺恨はどうあれ私たちは手を取り合って」は???!!!?!!!??!(選者:井口ゆゆゆ)
待ってました!女女巨大感情レズロボットアニメ!15時台は私、井口ゆゆゆのボルテージが最高潮に達していた1時間でした。今年を象徴するアニメ24選によくこの二作品を捩じ込めたな・・・。
私に天使が舞い降りた6話「みゃー姉に友だちはいないぞ」、松本初絡み回のインパクトに霞みがちですが実は主要三人とみゃー姉との各々のリレーションが垣間見れる回でもあります。わたてんはどの回も最高なんですけどね。(選者:井口ゆゆゆ)
まちカドまぞく12話「伝えたい想い!!まぞく新たなる一歩!!」、重いコンダラ回も良かったですけど、この最終回のシャミ子の果たし状をデートのお誘いだと思い込んでる千代桃最高じゃありません?千代桃そういうとこやぞ・・・。(選者:ざかえふ)
16時台はゆるふわ日常アニメで、さらに天使から魔族という流れも演出してます。さらに加えると、両作とも舞台が聖蹟桜ヶ丘。今年の日常アニメは当たり多かったですね。
炎炎ノ消防隊8話「焰の蟲」、京アニの痛ましい事件がありましたけど、これよく放送できましたよね、タマキンリョナ回。一時は放送が危ぶまれましたけど、休止にしなったのは英断だったと思います。プロメアといい指先から本気の熱情といい消防士の活躍するアニメが奇跡的に同時期に被って制作されていましたね。(選者:井口ゆゆゆ)
ジョジョの奇妙な冒険 黄金の風27話「キングクリムゾンvs.メタリカ」、グレートフルデッドもホワイトアルバムもグリーンデイも良かったのですが、どちらが勝つか分からないという敵同士の対決という構図が映えていたのでこの話に。(選者:真岡優)
17時台は無難に、炎炎とジョジョで能力バトルアニメ特集、david production制作の繋がりでもあります。
ブギーポップは笑わない12話「夜明けのブギーポップ3」、ロリ水乃星透子が霧間誠一の死に引き寄せられて。四月の雪に言及があったりエンブリオ浸蝕に繋がるとても大事な回です。(選者:井口ゆゆゆ)
モブサイコ100Ⅱ7話「追い込み~正体~」、霊幻謝罪会見回。とにかくこの回は演出、作画、構成、EDの入り、全てが良かった。モブサイコは1期が放送していた一昨年のアニメ総決算でギャグ枠として選ばれていますが、2期は増して精度が高かったですね。(選者:真岡優)
18時台は、超能力が日常に溶け込んでいる系の二作品で、炎炎とジョジョから続く超能力アニメの裏テーマもあります。ジョジョの後にブギポが続くのもオタクのロマンを実現していて、ブギポ作者の上遠野先生と言えば小説家一ジョジョ好きで有名、恥知らずのパープルヘイズも先生の執筆です。90年代の風を感じる一時でした。
無限の住人IMMORTAL3話「夢弾-ゆめびき-」、正直どの回も見応えがあるのですが、槇絵の弾く三味線の音が心地好いこの回を。作中で一番強い槇絵初登場回で、一枚絵もバッチシ決まっていますね。(選者:ざえかふ)
ヴィンランド・サガ19話「共闘」、うーん。22話の方が良かったんちゃう?アシェラッドとトルフィンが最後の決闘をする22話の方が良かったんちゃう?まぁトルフィンとトルケルが戦う回も面白いのに違いはないのですが。ちなみに私の個人的な神回は村の襲撃を村人視点で描き切った14話です。(選者:mori)
19時台は無限の住人とヴィンランド・サガという過激な言語表現・暴力・性描写あり(!)のアフタヌーン原作硬派アニメ特集でした。
進撃の巨人Season 3 59話「壁の向こう側」、楽園の民が壁の外に出て海に想いを巡らせる。前回の58話で話の根幹が明かされて最終回、これだけ高品質な映像を見せてくれるのであればSeason 4も期待大ですね。(選者:井口ゆゆゆ)
約束のネバーランド12話「150146」、レイすらも出し抜き、日々の暮らしから脱走の準備を整えていた、シーンの繋ぎも見事な圧巻の最終回。まさに総決算の最後を飾るにこれ以上になく相応しい。(選者:N氏)
ここまで12時間、年内放送のアニメという枠組みの中で振り返ってきたわけですが、エレン達やエマ達が壁を越えて未知なる世界へと足を進めていったように、楽しい思い出をくれた今年アニメから、未知なる来年アニメへと各々が向き合っていって欲しいというメッセージ性が込められています。
ということでアニメで今年を総括する12時間、とても濃厚でした。一年で最も楽しい時間まであります。
後から気づきましたが、オニメツに始まって、約ネバに終わるという新進気鋭のジャンプ原作アニメの勢いを表現していたりと、非常に洗練された24作品選出となりました。
ラスト2作に込めたように、来年のアニメにも胸を高鳴らせつつ、こうやって総決算することで、憂いなく年越しを迎えれそうで何よりです。