2017年8月7日月曜日

【7月15〜17日 聖地巡礼 in 富士山】富士山登頂プロジェクト・GTO

今年の夏休み旅行は山に登りますかー!
ということで、気持ち悪いオタク5人だけで富士山制覇を目指すプロジェクト・GTO(Genshiken Tozan オタク)が始動しました。
プロジェクトリーダーは、げんしけん一のイきり社会人であるこの私、N氏です。

富士登山と言えば、ヤマノススメの舞台にもなりましたが、主人公あおいが登頂を断念したように標高3,776の酸素の減少による酸素欠乏症及び高山病と、真夏にも関わらず最低気温10度前後、山特有の災害並みの悪天候と、このような環境下での登山は熾烈を極めます。

何としても日本一を手に入れ優勝したい我々も、緻密な計算によりプロジェクトを進めました。

プロジェクト内容:
21:00吉田口五合目登山開始
3:30富士山頂到着
4:00ご来光
8:00吉田口五合目下山到着
河口湖で温泉→ランチ→宿泊→翌日帰宅


当日の主な持ち物は以下の通り:
・山祇への信仰心
・凍死する覚悟と登頂への執着心
・雪村あおいへの僅少な配慮


当日直前に、メンバーの一人の真岡くんが財布を無くしかける等の日常イベをこなしつつ、登山へのモチベを高めます。

そんなこんなでプロジェクト初日!新宿バスタに集合し富士吉田口5合目までバスで向かいます!ゴーゴー!
写真一枚目から早速イきり顔をさらす右端の男N氏


バズでごそごそしているうちに5合目到着!






到着の喜びで舞い上がった我々は、ここぞとばかりに写真を撮りまくります。
まだ登り始めてもいない。

ここで登山開始予定時刻の9時まで時間を潰しつつ、登山の準備をします。


アニオタとして、ヤマノススメ君でも登場した富士山噴火を示唆するカレーを食しました。

またここでの待機時間は、今後の登山コンディションに大きな効果を与えます。
それは富士登山で最も恐るべき、アビスの呪い(高山病)への体制を宿すことです。
富士5合目標高2,305の低酸素環境下で、飯を食ったりふざけ回ることで身体を慣らします。

おっと!?ここでメンバーの一人であるcjhmltf-w君の体調に異変が!?


突然鼻血を噴出するcjhmltf-w君。(まだ登り始めてもいないのに)その事態に我々は戦慄しはしゃぎたてます。
恐ろしいことに、アビスの呪いは知らず知らずのうちに我々の身体を蝕んでいたようです。被曝したcjhmltf-wの10年後を杞憂します。

この私、N氏にも異変が!?

全てが終わった後の僕の靴


登る前から靴が死んでいる!?
経験者だからといってドヤ顔で偉ぶっていた男、痛恨の醜態。
それはそれとして、そもそも、バスで5合目に到着した直後から、微細な頭痛を感じ、登り始める前から死の未来(高山病)を予感していた。
熱くなってきやがった...


その瞬間、真岡君にも異変が!?

真岡25歳、唐突に誕生日を迎えた瞬間
お 誕 生 日 お め で と う
登りもしないうちに誰よりも早く優勝した男
一時は財布を無くしこの世の誰よりも不幸そうな顔をしていた男、満面の笑み

そんなこんなで、開始時刻の21時を迎え、ご来光が昇る4時過ぎまでに山頂に着くよう登山開始!ゴーゴー!
はよ帰りた 帰るために登る
まだ元気いっぱいだった頃の我々


吉田口5号目から登り始め、次々とチェックポイント、山小屋をクリアしていきます。
上昇負荷のダメージを出来るだけ緩やかにするべく、ひたすら休みながらじわじわ登っていきます。30分に10分ほど休みを入れるペース配分にしました。そのうち、休憩するために登るようになります。













7合目に到着し、ここまで天気も荒れず、今回の登山は想像以上にコンディションが良く、悪天候の備えもしていたため若干肩透かしのメンバー。

しかし、7合目終盤間際から、登山の雲行きが怪しくなってきます。

富士登山定番 渋滞現象
バカな!?早すぎる!!

本来であれば8合目の中盤以降に想定されていた渋滞現象が、まさかこの早い段階で発生。本日の天候気温登山コンディションの良さと、上昇負荷のために頻繁に取っていた休憩が災いしたかもしれません。













渋滞でペースを乱されながら、8合目に到着。
ここまでは、潤沢に休憩も入れたことで、アビスの呪いで人間性の喪失を来すメンバーも発生しませんでした。



しかしここにきて、真岡君25歳がイきりオタク特有の症状を発症します。
お分かりいただけるだろうか、富士8合目10度未満の真冬の環境下で未だ半袖Tシャツインジャージのキモオタファッション...
富士の山腹にて伝統あるキモオタファッションでどやり始める真岡君。



これが人間性の喪失か...(戦慄



発生していた渋滞現象も、徐々に成長しご覧の有様に。
山頂までこの状況か、と我々の活力を削いできます。
渋滞によって予想外にペースダウンしてしまったため、ご来光のタイムリミットに焦りながら山頂を目指します。ここまできて4時過ぎのご来光に間に合わなければ、敗北したも同然。まにあえー

午前3時半、9合目に到着し、山頂までここから30分、ご来光の4時過ぎまでなんとか山頂にたどり着きそう。



仰ぎかえれば天の川が2つ。



午前4時前、ご来光前に山頂に到着しました!
やったぜ。








山頂の山小屋で月見うどんや、トン汁など各々大勝利の一杯を頂きます。うめっうめっ
外が白け始め、遂に念願のご来光を拝むため東の空へ。

周囲から歓声と拍手が上がり、ご来光が昇りました。

今回、奇跡的なほど天候に恵まれ、開始から山頂まで終始晴れの状態で登ることができ、ご来光も良好な視界で拝むことができました。
山祇に感謝。
ここに来るまでのメンバーのとち狂った情景が想起されます。








しこたま年賀状用の写真も手に入れ、さっさとこんな忌避の地からおさらばです。


下りとなり靴の状態がいよいよ最悪なN氏は、徹夜と酸素の薄さも相まって疲労がピークに。
休憩中に仮眠しながら身体をその場しのぎで持たせます。


8合目に到着後、すかさずイきる事を忘れない真岡君。
隙あらばオタファッション 勉強になるな~


早く帰ることを考えるだけの脳となり、7合目を下った辺りからひたすら気持ちを逸らせ、ろくに休憩も取らずに下り続けます。
6合目以降が意外と長くいつまでもゴールたどり着かないため、無限に下り続けるループにいると錯覚し始めます。
その結果ゴール直前で、結局人間性を喪失するメンバー達


午前9時、遂に吉田口5合目に生きて帰ってきました。ゴール!!

ポケモンセンター直行並みに人間性を喪失した我々
人類の生活圏に帰還し、大勝利の一杯で腹を満たします。


おっと!!まさかの!?ここにきてメンバーの一人真岡君の体調に異変が!?



突然全身に激痛、穴という穴から流血する真岡君(鼻血)。
どうやら、時差アビスの呪いでやられていたようですね。

まったりした後、まずは温泉即入りのためバスで河口湖へ向かいます。


下山した後は、まずなにより温泉です。
野天風呂開運の湯に浸かりました。
足先から登山で蓄積したあらゆる疲労が昇華されていく喜びを感じます。

回復スポットで全快した後は、周辺でランチです。
河口湖でも楽しんでいきます。

河口湖北原ミュージアムのHappy Days Cafeでランチを食べました。
北原先生の体内にいるような温もりと胎動を感じつつ、Happy!で満たされていきます...Happy Days!

飯を済ませた後は、宿に向かいます。


宿は河口湖から富士山を望める最高のロケーションでした。
我々はあのてっぺんに居たんだなぁ

一旦仮眠した後は、夕食に焼肉屋で大勝利を祝います。
ハードな登山後の焼肉、最高!


焼肉を食べた後は、個人的な趣味で河口湖のバーへ向かいます。
旅行でも仕事でも、遠征した際はその地のバーに訪れます。

ネットから店を探しましたが、住所が間違いないはずなのにいくらさがしても見つからない。口コミの情報を頼りに捜索すると、マンション2階の勝手口らしき所にたどり着きました。
どう見ても民家の一室の勝手口を開けると、
バーの扉がそこにあった。


















うまい酒を飲み、宿で一泊した後は河口湖の名物放蕩を食べて帰路につきました。



これにて、無事に富士山登頂プロジェクト・GTOは大成功を収め終了しました。
我々の団体も、今や社会人が8割を占めるに至りました。社会人になっても学生時代の心を忘れないようにしましょう☆
再び山へと帰っていく真岡君 おわり

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